(一社)児島青年会議所2025年 理事長所信

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2025年理事長           那須 浩嗣
勤務先      有限会社 那須商店
生年       昭和61年

【はじめに】

 児島 JC は 1956 年に全国 97 番目の会員会議所として誕生し、今年で 70 年目を迎えます。英知と勇気と情熱をもって郷土「まち」を考え尽力なされた志高き先輩方によって歴史や伝統が脈々 と受け継がれてきたものであり、また各 LOM の中でも評価される働きをしてきたと感じていま す。このことをメンバーが今一度、伝統の重みを受け止め自覚を持ちこれまでの評価におごるこ となく、「明るい豊かな社会」の実現のために考えて行動できる団体であり続けなければなりませ ん。児島は今、人口減少や企業数の減少など様々な問題に直面しています。これは日本各地で起 きている現象です。しかしながら、我々JC が率先して行動を起こし、これからの経済を担う若い 世代に明るい未来を提供することができれば、現状に一石を投じることができるのではないでし ょうか。我々はそれを実現できるだけの行動力、実行力を養い、地域に貢献していきます。何事 にも果敢に挑戦できる団体であり続けるために、メンバーが一丸となり、歩みを進めていきます。

【創立 70 周年に向け】

 2026 年に児島青年会議所は創立 70 周年という一つの節目を迎えます。これは先輩方が明るい豊かな児島の実現のために、英知と勇気と情熱を持って取り組まれてきた年月です。今、強く感じているその重みを受け止め、これまでの伝統や歴史を振り返り、志を未来へと受け継いでいかなければなりません。  創立 70 周年を迎えられることに感謝し、そして未来へと繋げられるものとするためにメンバー が心をひとつに、私たちのまち児島をより活性化できる事業を行い、明るい豊かな社会の実現に向けて運動してまいります。

【拡大】

 近年、会員の減少は深刻な問題であります。経験豊富なメンバーの卒業により経験の浅いメンバーの割合が多くなっているのが現状です。これまで受け継がれてきた志を絶やすことなく未来 へ繋げていくには全員拡大が必要不可欠です。紛れもなく人は宝であり、これは JC だけではなく 地域の宝でもあります。拡大は LOM、さらには地域の成長に繋がることと考えます。  拡大運動で大切にしたいことは、自身が JC で経験したことを候補者に伝えることです。振り返 れば JC でたくさんのことを学び、少しずつですが成長してきました。これは私の人生の中で大き な価値を持っています。メンバーそれぞれにも価値のある出会いや経験があるはずです。JC とい う団体、活動や運動を自分の中で信じて伝えていくことが拡大に向けての第一歩ではないでしょ うか。  ひとりでも多くの人と出会い、共に JC 活動が出来るメンバーが増えるようにするためには、候 補者と成り得る人の情報を皆で共有する場を設け、全員で拡大運動を推進していくことが大切で す。そして、先輩方にも情報提供を呼びかけ、支援していただける環境づくりを行います。

【人財育成】

 JC は 40 歳までの多種多様な人たちが集い、運動を展開してきました。メンバーはそれぞれ異なった理由で JC に入りますが、入会後は多くの時間を共に過ごし、自己研鑽に励んでいます。一 方で、人と寄り添い想い合う部分が希薄になってきていると感じています。自分を磨き地域の発 展を考え仲間を想える人となるため、この学び舎を卒業する際には、会社のみならず地域からも 頼られる人財になるために成長の機会を提供します。また人として、青年経済人としての研修が 大事になってきます。まずは今一度、JC の存在意義を全員で共有するために、メンバー全員に向 けた JC の三信条である修練・奉仕・友情を基盤に、JC の存在意義を再確認するとともにメンバ ーの相互理解を深め、児島 JC が一丸となり歩みを進めることができるよう、お互いを想う心を育 成します。

【LOM運営について】

 運動や活動をおこなうにはメンバーの参加はもとより、運営がとても重要になります。メンバーはそれぞれ職業も違えば立場も違い、生活スタイルも異なります。志を同じくするために必要 なことは、メンバーが参加しやすい環境をつくることです。また、お互いの考え方の多様性を尊 重しながらも忌憚のない意見を出しあえる理事会及び総会設営を行います。また一人ひとりの大 切な時間を使っていることを考慮した上で有意義な時間となるように、学びある例会設営を行い ます。さらに 2024 年度に取り組んだ DX を引き続き積極的に取り入れ、業務の簡易化を推進して いきます。また SNS 等による広報活動をタイムリーに行うことで、多くの人の目に触れる機会を増やし、JC 運動を広く周知していただきます。

【出向について】

 出向の魅力は多くの人との出会いがあることです。これは様々な場所に繋がりができ、知り合いや友達ができることにより、各会に出る楽しみができることでもあります。また色々な価値観 や考え方を知ることができ、自身の成長へと繋がります。忘れてはいけないのは LOM の代表と して出向をしていることです。自覚を持ちながら積極的に行動し、他 LOM の出向者とも切磋琢 磨しながら刺激し合う場として経験してもらい、LOM にフィードバックすることで、成長の循環 を生み出すことを期待します。

【有事に際して】

 有事はいつ起こるかわかりません。そのなかでも率先して動くことができるのが JC です。まずはどこで有事が起こったかをいち早く把握し、メンバーの安否が速やかに確認することができる ように連絡体制を整えます。そして岡山県内 15LOM の連携はもちろんのこと、地区、日本とこ れまでに培ってきた繋がりを活かし、局面に合った支援策を早急に実施します。

【むすびに】

 児島 JC は創設以来、明るい豊かな児島の実現ために活動や運動、人財育成をおこなってまいりました。これは胸を張って誇れることであり、疑いようのない事実であります。先人達から繋い できたこの志を受け継ぎ次の世代に託せるように、メンバーが一丸となり地域を、JC を盛り上げ ていくことができれば、明るい豊かな社会の実現に繋がると確信しています。この先の 70 周年、 100 周年と続く団体となり、さらには地域からも理解と支持を受け続けられる団体であるために、 我々が地域を担うリーダーとしての自覚を持ち、今後も愛する児島のまちに価値を提供し続ける 団体であり続けます。
  • スローガン
  • 情報開示
  • 定款
  • 倉敷市民憲章

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