1956年に児島青年会議所は誕生し、「明るい豊かな社会の実現」を理想に、多種多様な運動を展開してきました。時代が目まぐるしく変化する中でも私たちの理想は変わることはありません。地域に根差し、まちに必要とされる組織であり続けるために、今、私たちにできることは何なのか、何を求められているのか、この混沌とした時代に必要とされていることは何なのか。私たちは理想実現にぶれることのない精神で確かな未来を見据え、真摯に立ち向かう勇気と斬新な発想で、仲間と共に未来を切り開いていきます。そして、時代を超えても変わらない地域特有の伝統や文化、先輩諸兄が築き上げてこられた精神や志を継承し、次世代につなげていきます。 刻々と変化する社会情勢の中、地域を担うリーダーが求められています。地域を担うリーダーとは、「人を惹きつける力」「変化を求める力」「何事にも挑戦する勇気」を兼ね揃え自ら率先して行動する者だと考えます。青年会議所で学ぶことは資料の作り方だけではなく、人を巻き込む力、事業の運営方法、指導方法など身に付けられることが沢山あります。その中で、何事にも挑戦する心を持って困難なことから逃げない勇気を身に着けて頂きたい。青年会議所で学んだことは、仕事やプライベートでも必ず活きてきます。また社会では経験できない沢山の機会を与えてくれる大人の学び舎です。ここで学んだことは、この混沌とした世の中を乗り切るための「自身を変えよう」「あらゆる事に挑戦しよう」といった大欲を持つことができ、明るい未来への一歩につながると確信しています。 時代の変化は未来を託す子供たちにも大きな影響を与えています。私たちが子供の頃にはなかったインターネットに代表される膨大な情報や、次々と進化していくゲームなど。それらに没頭し他者との触れ合いを避け、地域との関わりが希薄となり、子供たちが社会性や自立心を身に付けにくい現状があります。 皆さんは自分が暮らす、また活動しているこの地域が好きですか。私たちがこの地域を想っていなければ、私たちの活動はこの地域に浸透しません。まずは私たちがこの地域を愛し、地域を知ることが大切であると思います。まちづくりは青年会議所単独で出来るものではなく、やはり行政、地域各種団体の協力・連携が必要です。他団体と協働しあうことで町民参加型のまちづくりが芽生え、より良いまちづくりへの意識向上につながると考えます。私たち青年会議所という広域団体が舵取りとなり、この地域の子供からお年寄りまでが魅力的に感じる「まちづくり」を目指していきます。 全国の青年会議所で会員減少は深刻な問題であり、会員拡大は青年会議所最大の継続・全体運動です。児島青年会議所においても会員の拡大は、重要な課題です。次世代の地域を担うのは私たち青年です。「明るい豊かな社会」とは私たちが未来に向け地域に積極的な運動を展開することで築き上げることができるのです。そのために、まずは私たち自身が青年会議所活動に自信を持ち、青年会議所を誰よりも好きになることが重要です。そして、会員一人ひとりが会員拡大をする事の意味を理解し、青年会議所に対する魅力を熱く十分に伝えることでまだまだ眠っている候補者を発掘できると考えます。未来の児島青年会議所を託せる一人でも多くの同志を見つけていきたいと強く思うと同時に、しっかりと行動していきます。 児島青年会議所が一般社団法人に移行して、3年目を迎えます。今後も円滑で効果的な組織運営・財務管理を図ります。多様に変化していく情報化社会の中で、地域住民に私たちの魅力ある様々な運動をより迅速に、かつ効果的に広く発信し理解していただくことは、私たちの運動に共感していただくためにも必要不可欠であります。 本年も多くの出向者を輩出させて頂きたいと考えています。私も出向経験があります。思い伝えたいことは「出向は想像以上に面白い。想像以上に学びが多い。」様々な価値観や考え方、細やかなことを言えば挨拶の仕方など、LOMでは味わえない多くの刺激や学びがあります。出向者はLOMの代表として誇りと自覚を持ち、出向者同志、お互いに刺激し合う関係づくりを構築し、LOMにフィードバックして頂きたい。 1956年7月5日、児島青年会議所がこの地に産声を上げました。そして60年間「明るい豊かな社会の実現」を理想に、英知と勇気と情熱をもって取り組んできた数々の歴史があります。私たちは先輩諸兄が築いてこられた伝統や歴史、そしてその精神や志は、今も尚変わることなく受け継いでいかなくてはなりません。本年度の役割としては、伝統ある児島青年会議所60年の歴史を振り返るとてもよい機会と捉え、来る創立60周年を迎えるための準備室を設置して、ベクトルを再確認すると共に周年事業に向けて取り組む姿勢や見識を深めていきます。 私たちが暮らす児島は瀬戸内海に面し、古くから漁業や海運業、製塩業、繊維業が盛んな地域です。なかでもジーンズは日本産ジーンズ発祥の地として知られています。また、観光においても瀬戸内海国立公園の主要景勝地の一つである鷲羽山は、瀬戸大橋と瀬戸内の多島海を眺めることのできる絶景ポイントとして、県内でも有数の観光地であります。
はじめに
また、2016年の創立60周年に向けて、児島青年会議所のベクトルを見つめ直し、青年会議所に懸ける想いとプライドを再確認していきたいと思います。そのプライドを持って行動する事は、魅力ある地域やLOM、そして誇りあるメンバーになることが近道であると考えます。一事を怠るものは、万事を怠ると言います。強い志を持って一つひとつの物事に全力で取り組んでいきます。
【JAYCEEの育成】
【青少年健全育成】
このような現状を払拭するために、本年度も未来を担う子供たちに向けた運動を継続して行います。自身を律しながら自らの背中を見せ、ともにやり遂げることは、大人、親として大きな喜びであり、子供にとって大きな糧となります。大人から子供へ、子供から社会へ、児島の明るい未来へつなげていきます。
【まちづくり】
【会員拡大】
【組織運営】
青年会議所という存在価値を高め、組織内外における連携や信頼感をより強固なものにし、更なる信頼に向けて運営していきます。
【出向者支援】
そのためにも最大限の出向者支援を行っていきます。
【創立60周年に向けて】
むすびに
私たちは、このすばらしい地域に暮らしています。児島青年会議所も創立以来、この地域をより良くするために先輩諸兄は高い志を持ち、様々な運動を発信してこられました。その結果、今の地域があると確信しております。
私たちも もっと誇りと自信を持って、愛する児島の地域を更に良い地域に変えていこうではありませんか。そのためには、まず児島青年会議所というチームが更に一致団結し、そして地域のリーダーとして児島青年会議所が「児島」という地域(チーム)を牽引していく。その中で「JCだからできる」「JCしかできない」事業を、志を同じうする者がチームとなり展開していくことで、明るい豊かな社会の実現に近づけると確信しています。